2017年3月20日 渡瀬恒彦の訃報から

もう3連休も終わろうとしているわけだが、未だ喪失感から立ち直れないままでいる。
「ロス」なんて言葉では表現できない。心のどっかが壊れた気分がずっと続いている。

この連休は色々出かけたものの、帰宅後はずっと渡瀬恒彦の出ていた映画を観ていた。
まあ、亡くなる前も毎週のように美味しいシーンを反復していたのでいつも通りっちゃいつも通りだが、いつも見ているシーンでも全てが重く響いてくる。

『博徒外人部隊』で初めての沖縄をウキウキで車中から見回す笑顔、『恐怖女子高校 暴行リンチ教室』の2.5枚目ぶり、『震える舌』で娘の快方を知ってジュースを買いに行く途中で嬉しさのあまりずっこける姿、『現代やくざ 血桜三兄弟』の公園で荒木一郎とダベる姿、『博徒斬り込み隊』のギラギラの鉄砲玉ぶり、『やくざと抗争』の金魚丸飲み、『ボディガード牙 必殺三角飛び』の被差別者の哀れさ、『唐獅子警察』の拗らせたヤンチャぶり、『人斬り舎弟』の片腕強姦、『赤穂城断絶』の死にざま、『民暴の帝王』『激動の1759日』ではチンピラを卒業し、幹部クラスとなった後でもイケイケのヤクザ役で気を吐いた後は、『しあわせになろうね』『親分はイエス様』等でゆるめの組長役…
以降のドラマでの活躍は書くまでも無いだろう。
時代によって姿を変え続け、いつまでも現役であり続けていた。

訃報のあった日、BSで『十津川警部』をやっていて、たまたま渡哲也と共演した回だった。
BSではしょっちゅう放送していた回だが、こうしてみると違った感触を覚える。
それに、川地民夫も出ていた。
川地民夫は日活時代に『無頼シリーズ』等でも渡哲也と何度も映画の中で対決をしていたし、渡瀬恒彦とは『まむしの兄弟』の勝役を勝ち取った因縁もある。
ドラマの出来そのものはそんなに優れたものではなかったけど、色々なめぐり合わせの果てに一堂に会した映像を見ると、やっぱりこみあげてしまう。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

ユーザータグ

カルト映画 やくざ映画 エログロ映画 時代劇 渡瀬恒彦 勝新太郎 特撮映画 日活ロマンポルノ 悪党地獄変 新井英樹 ジョージ秋山 西部劇 梶原一騎 

カテゴリ
最新記事
プロフィール

Author:スギノイチ
ゆとり丸出しダメ社会人。
最新映画もそれなりに観ますが、古い映画が好きです。
映画も漫画も好きだけど、音楽の知識はからっきし。

勝新太郎信者、渡瀬恒彦主義者。
よって必然的に東映、大映ファン。
年代で映画を観てるつもりはなかったけど、気が付くと60、70年代の映画ばかり漁っている。

Filmarksもやってます。
https://filmarks.com/users/suprushken

検索フォーム
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
バナー